思い溢れて
ケンジからのシロさんへの思い、シロさんが珍しくケンジへの嫉妬。ケンジの家族が初登場するなど、家族のあり方も深めに描かれている。ラブラブで自然なやり取りはアドリブが多いと思ったが、インタビューを見ると事前に練っているらしい。監督は自由に演技させてどこまで続くかを見計らっていたとも。誰もが気にする=笑える、頭髪の問題なんかは劇場でもクスクス。
個人的にはこの二人のやり取りもさることながら、ムキムキマンの小日向大策(山本耕史)と井上航(磯村勇斗)の関係も大好き。
シズル感(シズルカット)
今回もおいしそうな料理が連発。キャラメルリンゴのトースト、※なんちゃってローストビーフ、※アクアパッツァ、ブリ大根、厚揚げのみそはさみ焼き、肉団子(※佳代子さんがチャチャッと作っていた)。料理作成担当の山崎さんは映画のどこかのシーンにも出ているらしい。
その山崎さん曰く、食べる直前に一番美味しい状態に合わせて料理を出すタイミング(シズル感)が難しかったらしい。このため、おいしそうに食べているのではなく、ホントにおいしい表情が出ていたんだろうナ。
早速公式ガイド&レシピ「きのう何食べた?〜シロさんの簡単レシピ2〜」を本屋で発見。劇中で紹介された料理が紹介されていていたが、私も大好きなラザニアは次回ほうれん草入りで作ってみたい。
大事なヒトの死への恐れ、忘れがちな思いについても色々と考えさせられてしまった。派手なアクションや無理なドラマチックさもない、家庭料理のような映画に心惹かれてしまった。
■きのう何食べた?
https://kinounanitabeta-movie.jp
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