ローレルキャニオン 夢のウエストコーストロック 時代の節目と共に自分の音楽人生を振り返っていた

きっかけはCS&N
ウエストコーストを意識したのはCS&Nのデビュー盤。聴き馴染んでいたビーチボーイズとも違うハイブリッドなサウンドに打ちのめされてしまった。高度なハーモニーをビートに乗せて、しかもアップデートなサウンドの浮遊感。同時期に好きになっていたジョニ・ミッチェルとの関係がローエルキャニオンと関係していることを知るのはずいぶん後のこと。

映画はバーズの衝撃的なデビューからシャロン・テイト事件〜オルタモント迄が前半、リンダやジャクソン・ブラウンが登場し始める後半。本人が登場せずに当時の写真や画像に、本人らのコメントがオーバーラップする構成。ミュージシャンと交流が深かくアルバムジャケットも手がけたヘンリー・ディルツの写真の説得力も素晴らしい。若きボニー・レイット、グラム・パーソンズの姿も見られてうれしかった。

ジャクソン・ブラウンの先制的なデビュー、ジャクソン・ブラウンの「Take It Easy」でデビューしたイーグルスに何故か新しい時代が訪れた予感がしたことを今でも鮮明に覚えてる。ところがその後のアサイラムのサウンドにはあまり夢中にならず、ベアズヴィルやダニー・ハサウェイやカーティス・メイフィールドらのソウル、スタッフなどのソウル・ジャズの方が好きだったことも事実。

映画は1965-1975年を描いていて、個人的にはその75年にサルサに出会って人生が大きく変わってしまったことも何かの因果なのだろうか。

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