葛藤する主人公とヒロイン
エヴァもシン・ウルトラマンもそうだけど庵野監督の映画は常に葛藤している。シン・仮面ライダーもそう。そして、実写版はヒロインが素敵だ。石原さとみ(シン・ゴジラ)、長澤まさみ(シン・ウルトラマン)、そして浜辺美波。硬質な緑川ルリ子を好演している。茶色の革コートを脱ぎ、平穏ないっときにグレーのパーカーを着た時の心の対比も見事だ(最後にそのワケが分る)。もしかしてこの映画は浜辺美波を観るためにあるのではないかと。
1971年にはTVよりも、すでに音楽に夢中になっていたので個人的には仮面ライダーはほとんど見ていないため、TV版と実写版との比較やオマージュのしかたなどの違いは分からない。それでも、物語としては十分に楽しめたのは、「昆虫合成型オーグメンテーションプロジェクト」「プラーナは君の生命力そのものを直接支えていく」と長い注釈、サソリオーグでの長澤まさみの怪演。仮面ライダー第2号での柄本佑のモノローグ=捨て台詞はまるでアキラの映画のジョー(宍戸錠)を思わせる独特のユーモアがあり思わずニヤリと。
そして、緑川ルリ子観たさにと思い始めている。そうそう、4/3から始まった朝ドラ「らんまん」にも出演しているのでに、こちらも楽しみ楽しみ。(テーマソングはあいみょんの「愛の花」❤️)
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