クロマチックの仕組み
高校生の時に遊びでブルースハーモニカをブカブカ吹いていたっけ。ギターのチョーキングのように、吸い込みながら半音上げたり下げたり、ブルージーな音に悦に浸っていたものだった。とある方のお父様の遺品を譲り受けることができクロマチックハーモニカが届いた。その方は、頻繁にお会いしていたわけではなかったが、とても穏やかで心の広い方だった。ハーモニカが得意だったとは知る事はなかったか、どんな曲を吹いていたのだろうかと想像しながら面影を思い出している。
誰もいない公園で吹き始めたけど勝手がわからずブカブカしているうちに、音階やクロマチックの仕組みも分かってきたり、ブルースハープとの違いが分かってきて楽しくなってしまった。メロディーを吹けるまでは時間がかかりそうだけど、循環コード的に吹いていると面白くなってきてしまう。
トゥーツ・シールマンス=ジャズ・ハーモニカというジャンルは彼のためにあるようなもの。個人的にはスティービー・ワンダーのハーモニカが好きで、例えばジェームズ・テイラーの『In the Pocket』の「Don’t Be Sad ‘Cause Your Sun Is Down」は名演奏だと思うし、大好きな曲だ。
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