なんと4Kデジタルリマスターで蘇る鬼平犯科帳

池波正太郎の美学と矜持が凝縮
なんとなくamazonをフラフラ見ていたら、なんとあの鬼平が4Kデジタルリマスターで配信されていたとは。10年ぐらい前にはまってしまい、原作を一気買いし読みふけり、そして中村吉右衛門のシリーズを全てレンタルで一気に観ていた。長いこと配信サービスされないかなとぼんやりと待っていたものだ。

早速、シーズン1の「暗剣白梅香」「本所・櫻屋敷」を。画面サイズが4:3から16:9へアップコンバージョン。画質はそんなに向上したとは思えなかったけど、iPhoneで見ると確かに良くなっているように感じた。通勤時間〜昼休みには鬼平三昧の毎日。ジプキンの「インスピレーション」が流れると毎回涙。

そして、新鬼平も
来年1月からスタートするのが、新、鬼平犯科帳。松本幸四郎と息子の市川染五郎(若い時の平蔵=銕三郎)が主役。密偵おまさ役に中村ゆり、相模の彦十役に火野正平も楽しみ。昨夜、こうした時代劇はもう作れないだろうなぁと話ししてたばかりだから、いい作品になるといいな。
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密偵・おまさ 役 中村ゆりコメント
「生まれ落ちたところは選べない」、そんな銕三郎(のちの平蔵)の言葉に強く共感しながら、今の世の中に比べて階級の違いが如実だった時代の中で、私が演じるおまさという、生まれながらに裏の道でしか生きられない女性にとって、対等に、それ以上に、心を打つ学びをくれた存在に幼少期に出会った事は、おまさの人生にどれだけの尊厳を持たせてくれた事だろうと思います。名だたる俳優さん達が演じて来られた役なので、もちろんプレッシャーはありますが、私なりの解釈と、京都のベテランスタッフの皆さんに助けていただきながら、幅広い世代の方々に鬼平犯科帳の美学が届けられたら嬉しいです。