純正100、ここに極まる
いつもに増してコッテリとした旨さに、スープ一口目で引きずり込まれてしまった。全ての食材が互いに引き合い、新たな波風をもたらしながら、口内でせめぎ合う。多弁ながらどこか一途さも感じる稀有の味のレイヤーが生む口福。豪華、もしくは珍かな食材に頼らず、股間をぎゅっと握ってしまうような、そういう力のある純正100が、ここに極まる感がして心が浮き立ってしまった。後藤さん曰く、
上のスナックで時間をつぶしながら
(スープ作りを)してました
定番にみる等身大の姿や誠実さもまたがんこの変わらぬ魅力と、改めて知ってしまった。
晩春がなくて冬
といえども、境川も立派に色づき始めて、心を開いて身を委ねるのかな。
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