京都短信 #1 新福菜館本店 雨の今日でのお出迎えは濃い色のラーメンとヤキメシ

表の顔と心が違うように
見た目はコッテリ、味はこざっぱり
京都料理といえば淡い色どりで密かに出汁が効いているという印象。京都を代表とする新福菜館本店のラーメンは、濃いの色のスープ。合わせて頼んだヤキメシも色が濃い。これで味も濃かったらどうしようかと思いましたが、スープはあっさりとして中細の麺とよく絡み、実においしい。色どりもよくこんもり持ってある九条ねぎは、独特の香りと食感をプラス。

一方ヤキメシは、ヤキメシ担当がいて、ある程度注文がまとまると作り始める流れ。タイミングよく出来立てが届きましたが、コクがあって、表面パラパラ、中はしっとりとして私好み。めったに、ヤキメシ=チャーハンを作ったり食べたりしないのですが、ここ数年間の中ではベストのおいしさでした。

これが京都を代表するという味なのかとフムフムしながら、何気に店内を眺めると、どう見ても堅気衆ではない雰囲気をプンプンさせた人ばかり。無造作に開いた財布には1万円札が10枚単位でまとめられてずっしりとしている。一般人の人もどこかいわくありげ。早朝だったせいもあるかもしれないけど、まぁ早朝からビールを飲みながらラーメンとヤキメシを待っている私も似たもの同士だったのかもしれませんね。

そうそう、店内は大将が常に目を光らせていて、スタッフの動き〜注文の流れ〜作る順番など的確な支持を出してます。見ていて気持ちが良いほど。

■新福菜館本店
http://www.shinpuku.net/

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