Salsa con Sabor,Sentimiento y Ritmo #22 グルーポ・ニーチェとハイロ・ヴァレーラの光と影 #3

第2期ニーチェ
84年より、ボーカルはモンチョ・サンタナに変わる。彼が在籍する翌年85年までを、第2期ニーチェと呼ぶことができる。この間、2枚のアルバムをリリースする。初代のピアニスト、ニコラス・クリスタン チョ・“マカビ”がアレンジを担当し、沿岸部の低地体特有のブラックな感覚は薄れ、彼らの活動の中心でより内陸部の盆地である「カリ」のオーケストラであることを強調している。

84年の『No Hay Quinto Malo』に含まれた”Cali Pachanguero”のヒットがこの時点でニーチェの人気を決定的なものにしている。それだけではなく、90年を頂点に盛りあがっていくカリを中心にしたコロンビア・サルサ黄金の時代の幕開けでもあった。翌年のアルバムは、再びニューヨークで録音され、ディレクターのバレーラ自身がボーカルの一部を担当している。そのコロンビア盤タイトルは、そのもの『Triunfo(勝利)』であった。

●No Hay Quinto Malo 1984
1. La Negra No Quiere
2. Rosa
3. Pecado Capital
4. El Que Regala y Quita
5. Cali Pachanguero
6. Sólo Un Cariño
7. El Coco
8. Serenata

●Triunfo 1985
1. Ana Milé
2. Las Flores También Se Mueren
3. Listo Medellín
4. Cicatrices
5. Del Puente Pa’ Allá
6. Interés Cuánto Valés
7. Mamá Chila
8. La Fiera

(続く)

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旧友Inoue Takeshiさんの雑誌Latinaへの投稿を了解をいただきUPしています。

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