マイルス・デイヴィス クールの誕生 マイルスの声で綴るマイルスという存在

マイルスとの出会い
小学生か中学生の頃、一人でレコード屋に出入りし始めた。おどろおどろしいジャケットに尻込みしていたのが今思い起こせば『Bitches Brew』。これがマイルスとの出会い。次がシングル盤「枯葉」〜死刑台のエレベーター」の音楽。その後CD時代になってから、紙ジャケット仕様のマイルスのアルバムを順を追って聴き始めた。それらを体系的に教えてくれたのが故中山康樹さんの「マイルスを聴け」だった。

『Kind Of Blue』を頂点とした一般的なモダンジャズとして語られることが多いけど、個人的には『Sorcerer』を経由し、『In A Silent Way』から始まるエレクトリックあたりが一番好きなマイルスだ。親戚でもある写真家の内藤さん(マイルスのジャケット写真も撮っている)が『On The Corner』が一番好き…というのにも影響されているのかもしれない。

一番好きといえども、四六時中聴いているわけでもなく、キースがブファブファ弾いている『The Cellar Door Sessions』は年に2回ほど聴くほどだし、普段はマラソンセッションや『Someday My Prince Will Come』『My Funny Valentine』『Get Up With It』あたりをよく聴いている次第。

最愛の妻だったフランシスとのエピソード、インタビューを受けた人たちが決まってダミ声になるところ、色々見どころが多かったけど、個人的には映画館の広い空間で比較的大きな音でマイルスの音を堪能できたのが一番だった。映画終わってから気がついたけど、マイルスの声は吹き替えだったらしいね。

観ながら考えていたのが、もう少しでマイルスよりも長生きになること。
最近、ザ・バンド、モータウンの映画を立て続けに観ているけど、マイルスが一番好きかな。

■マイルス・デイヴィス クールの誕生
https://www.universal-music.co.jp/miles-davis-movie/

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