こぶしと手のひらひらにぞっこんマイッている
トルコで人気のあるZeynep Bastık(トルコ語はまったく分からないがゼイネップ・バストゥクと読むのかな)はラップを中心とした歌手。伝統的なトルコ・ポップスをソロ、または共演するスタジオ・ライブを開催。ギター、ベース、ドラムのシンプルで的確なバック(特にリード・ギターは時折デビッド.T.ウォーカー風)で、彼女の歌の巧さが堪能できる。
独特のこぶしと手のひらひら、ファッションセンスにぞっこんマイッている。昨年リリースのソロアルバム〜シングルを立て続けに聴き、そしてYouTubeでスタジを・ライブを繰り返し観てしまっているほど大好きになってしまった。女優のヘイザール・カヤとの共演も見逃せない。
オーセンティックな集まり
今のスペイン音楽も未知の世界だった。スペインのミュージシャンの力量はジャクソン・ブラウンの『Love Is Strange』(2010)で初めて知っていたが、今は全くわかなかった。C.Tangan(セ・タンガンって読むのかな?)もスペインのラッパー。どうもラッパーって敬遠しがちだったけど、紹介されて昨年リリースのアルバムを聴いてみると、予想を覆すほど私好み。スペインの伝統的な音楽も取り込み、様々なゲスト(トッキーニョ、ジプシー・キング、チェオ・フェリシアーノ、オマール・ポルトゥオンド)を招いたハイブリッドなサウンドが大好きになってしまった。
NPRでのライブではベテランのアントニオ・カルモーナ、キコ・ベネーノとも共演していて、オーセンティックなサウンドに心温まる。アルバムのPVも色彩も含めて楽しめる。これは、やはりペドロ・アルモドバの世界観に通じるものだろうかと想像している。
スペインの曲をカバーしたラララ〜にもぞっこん
ハードでいながらロマンティコなプエルト・リコのピート・ペリニョンの「Uno X Uno」にもぞっこん。ラララ〜の繰り返しには夢心地。朝昼晩に2回ずつ聴くほど今のテーマソング。実は2016年マヌエル・カラスコのヒット曲をカバー。こういうサウンドを作ったら天下一のラモン・サンチェスのアレンジも素晴らしい。
Facebookのグループで教えてもらいYouTubeで確認し、AppleMusicで楽しむ…今はこういう聴き方になってきている。そして、偶然見つけたクロアチアのリディヤ・ベーシック。相方のルカの妙にいやらしくニヤけてベタな感じも合わせて気になっている(これはオマケに)。
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