ぎゅっとつまったおいしさ
無性にオトメの五目焼きそばが食べたくて、幕張の打合せから直行。どこかホッとする店内、フロアの女性もおっとりとしてとても親密、時折聞こえる厨房からのリズミカルな音。何か特別なやつを食ってやろうなどと無粋なお客もいなく、いつお邪廃しても落ち着く場所。自分が住んでいる処にこの店があったら毎日でも通いたいと思わせてしまう。
様々な具材が丁寧に盛り付けられた一皿を目にして気持ちが高ぶってしまう。まずは、熱々の唐揚げを一口。じゅわっと旨味が口内に広がりニンマリ。麺を寄せて野菜と合わせて頬張ると、思わず「なんておいしんだ」とため息。野菜のひとつひとつに丁寧に下ごしらえがほどこされ、見た目も食感もすばらしい。この阿らない感じが長くお店を続けていくことの所以なんだろうな、きっと。
横のお客さんが注文していたのでつられて、前から気にしていた春巻きを初注文。熱々サクサクの皮ととろける具の対比もまた素晴らしい。酢醤油とか付けずにそのまま楽しんでしまった。
食べ終わった後は幸せ感に包まれてしばらくぼんやりとしてしまう。今度は、クシネさんや根津のパンにも寄りながら、再びオトメで何を食べようか考えながら、細い路地裏を歩いて次の目的地に向かっていた。
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