勘違い、でも掘り出し物
昨年からサルサにハマった紳士。どこか面影がKinki Kidsの堂本光一(右の方)あったりして(本人は強く否定)。時間のある時には徘徊しているDISK UNIONで、エクトル・ラボーの文字とうっすらと覚えていたジャケットに引かれ、ワンコインのせいもあって手にしてしまったアルバム。帰宅後聴いてみたら声が違う…。これはどういうことなのと借りてみたけど、いかにも『Comedia』風のジャケットだけど、エクトル・ラボーには間違えるはずもないと思いながら聴いているうちに、ムフフ、意外といいんでないかと。
気になり調べてみると、ベネスエラのプロデューサーのフランシスコ・レクエナが企画したアルバム(2015)。タイトルもズバリ『Homenaje a Hector Lavoe』。エクトル・ラボーへのオマージュと思える内容は、音の隙間から潮風が吹き込んでくるような切れ味のいい爽快なリズムがまず心地いい。そして、5人の歌手が私好みでグイグイ引き込まれてしまう。往年のボビー・バレンティン、ウィリー・ロサリオ、マリオ・オルティスのオルケスタのサウンドも彷彿させてしまった。
Luis Rivas 3,4,5,7,8
Wiwi Buznego 6,11
Larry Machado 2,9
Dimas Pedroza 10,12
Francisco Requena 13
既に評価の分かったアルバムを探しながら、たとえ勘違いでも、こうした出会いもまた楽しみのひとつ。フフフ、彼のサルサへの選球眼が磨かれてきているのだろうかとも。
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