ポールとチャニの強い絆
アラキスの砂漠に溶け込み救世主となる自分を受け止めて行くポール。愛のために戦うチャニ(ゼンデイア)。ポールを救うために「砂漠の春=シハヤ」として予言の一部になってしまうチャニ。二人の愛が交差する物語に絡んでくる、レディ・ジェシカ(レベッカ・ファーガソン)、皇女イルーラン(フローレンス・ピュー)、レディ・マーゴット・フェンリング(レア・セドゥ)、アリア(アニャ・テイラー=ジョイ)の息を飲むような美しさ。
全編をIMAXで撮影された迫力と色彩感覚については池袋のシネマサンシャインのIMAX GTで連続堪能。前作よりも構造的美しさが増した概要が知りたくて、1回目と2回目の間に『アート・アンド・ソウル・オブ・デューン』をじっくり読んでいた。単なる復讐劇やVFXを駆使した映画に終わらなかった、その舞台裏が克明に記されている。冒頭の皇女イルーランの執務室はこれまで撮影が許可されなかったブリオン・サンクチュアリだったこともこの本で知った。レディ・マーゴット・フェンリングがフェイド=ラウサとの遺伝子交配が成功したことを報告する場所も同じ場所の日本庭園。
3作目は原作小説の続編「デューン 砂漠の救世主」をベースにしたものになるだろうと噂されているが、もしそうだとしたら2年後が楽しみだ。今月中に同じ場所(池袋シネマサンシャイン)でIMAX GTを再び浴びてみたい。
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