

昨年聴いていた新譜がホセアン・リベーラだった
ボックスセットをきっかけにデヴィッド・ボウイのジギー時代に溺れ、ジャコ・パストリアスを引き入れ革新的な展開を見せていた時代を辿るジョニ・ミッチェル。前年のライブ映像を含むあいみょんの(ある意味ではボックス)新譜。年末は何故かローラ・ニーロを思い出したように聴き出していた。ボックスは手に入れたけど、それ以外のフィジカルには目を向けずもっぱらApple Musicにお世話になるばかりだった昨年。
サルサは、話題性の高いルベンの新譜やシーラーEの新譜は個人的にピンとこなく、もっぱら70年台のプエルトリコ関連ばかり聴いていた。唯一熱心に聴いていた(聴いている)のがホセアン・リベーラ。有名どころでコロ、その後自身のオルケスタを結成して2017年にデビュー。その5枚目が『Fino Sonero Elegante Cantar』、タイトル通りの上質でエレガントな出来にすっかり参って、過去のアルバムも並行して楽しんでいる。バリトンがブリブリ、粒だちがよく歯切れのいいリズムに、滑らかで塩っぽい声が私好み。とかく、サウンド多加で隙間のない最近の傾向に閉口していた私ですがいっぺんで好きになってしまった。やっぱりサルサはこうでなくっちゃネ。
バッド・バニーの見据えている世界
あまり詳しくないレゲトン。話題もあって今年リリースされたばかりのバッド・バニーの新譜『DebÍ Tirar MáS FOtoS』の1曲目にエル・グラン・コンボが出てきてビックリ。ヒップホップ〜レゲトン、そしてサルサ、プレーナ、ボンバ、ヒバロとプエルトリコへのリスペクに溢れたサウンドに驚きながら、もうすすっかりハマっている。風貌、声質、歌い方も私好みなので過去のアルバムや背景なども探ってみたいと思っている。
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