シン・ウルトラマン 初回は何故か夢中になれないもどかしさがあったが二度目でようやくその深度に気がついた 一度も瞬きをしない斎藤工、情感豊かな長澤まさみや早見あかりが特に印象

二度目で分かった深度
ウルトラマンというよりもゴジラやウルトラQに夢中だったためかウルトラマンには特別な思いはなかった。そのせいか、シン・ウルトラマンに対しては何故か夢中になれなくもどかしい思いを感じた。オムニバス盤のような展開、あまりにも早く登場するウルトラマン、禍威獣〜外星人という呼び方への違和感、画面のチープさが目立ってしまった。

これでは納得行かないと翌々日に再びIMAXで観直すことにした。シン・ゴジラがその登場によって世の中が混乱しそれを克服していくドラマだったのに対して、シン・ウルトラマンは圧倒的な知識と文明・力を持つ外星人との人類を賭けた戦いと大きく違うドラマ。当時の特撮の部分を取り込んだCGの素晴らしさにも気がついた。

一度も瞬きをしない斎藤工の外星人と人間との葛藤、情感豊かなヒロイン長澤まさみのハラハラ度合い(特に拉致された斎藤工を助けに行くシーン〜ビンタをするシーン)、顎のラインも美しい早見あかりも見事だった。メフィウス役の怪演山本耕史の「私の好きな言葉です」「私の苦手な言葉です」にもニヤリとしてしまった。個人的には、斎藤工が長澤まさみの匂いを嗅ぐシーンの長澤まさみの表情が良かった。このシーンはセクハラ騒動になっているけど、メフィウスも同様なことを言っていたので狙っていたと思われる。

映画館では売り切れている「シン・ウルトラマン デザインワークス」は5月下旬以降に再発売されるので予約完了。それを読んだらもう一度観たくなるかもしれない。

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