河村要助モノクロームの真実 2013.5.7-5.19 タンバリンギャラリー

なぞるようにこの数十年間を見つめながら
ああ、要助さんの世界を目の前にして、だだもう涙。宝島前身のワンダーランドのコニーアイランド、NMM誌の特集、そして全霊を傾けた捨て身のサルサの数々。私の音楽の遍歴(いや人生をも)を垣間見るような、よく人が死ぬ前には走馬灯のように人生を見るというけど、そんな想いで胸が苦しくなるほどでした。

分厚いオーケストレーションが、イントロからただごとでは無い気分で襲撃する急速調の近作はどうだ。「メンティーラ(嘘)」はそのタイトル。いい感じになって来た夕暮れ時に、これに針を下ろしてはいけない。いくら愛され上手なレディーが一緒でも、二人に一瞬の気まずい空気が漂うに違いない。手遅れにならないように、私は念を押しておく。

(サルサ天国 心の湖に小石を投げる紳士=パキート・グスマンより)

全部欲しいのですが我慢に我慢して
一時間以上も迷いに迷って二点だけ(とりあえず)選んで一息。要助さんの原画(切り貼りもあり)をスキャンして、シルクスクリーンやGerman Etching Paperに印刷する手順も丁寧に教えていただきました。藤田さん〜Pヴァインの方々に感謝でいっぱいです。今夜はアンヘル・カナレス、サルサ・フィーバー、ラフィー・レアビあたりと戯れたい…。

■河村要助 モノクロームの真実
http://tambourin-gallery.com/tg/2013/04/post-109.html

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