WAVE@六本木 1983.11.18-1999.12.25 定期を延長してまで通ったビルにはキラキラとした情報が溢れかえっていた

キラキラとした情報
自宅から八丁堀までの定期を(もちろん)自腹で六本木まで延長して通い詰めたのが六本木WAVE。1Fは最新のアルバム、2Fはマニア向けの在庫だったと思う。CD時代になった頃には、結構サルサのCDも充実していて、ここに行けば目ぼしいものが揃った。ジョニー&レイから独立したレイ・セプルベダの1st(特に「Peligroso Amor」)、3rd(特に「Cuando Vuelvas Conmigo」)を繰り返し聴いていた。そして、レイ・セプルベダといえばジョニー・リベラとの「No Vale La Pena」も忘れられない『COMBINACION PERFECTA』。プエルトリコでは『Musical Productions All Stars』。共にビデオもあり、何度も何度も観ていた。

90〜95年頃のサルサはキラキラしたサウンドだけども、ややしっとり感に欠けるなぁ…とか感じてもいた。それは今のサルサにも感じていて、うまく表現できないけど隙間を埋めすぎている気がしてちょっと疲れる時もある。ここ数日間は、ソノーラ・ポンセニアとロベルト・ロエーナを時系列で聴き続けていて、ふつふつと出てくる味わいや汗臭さや潮の香りに改めて(当時の)サルサはいいなぁと感じ入ってしまった。

ちょっとWAVEの話からそれてしまったけど、WAVEはジャンルごとにバイヤーがいて売上管理も厳しく、それ故にいい音楽を探してくるのが大変だった、と誰かに聞いたこともあった。当時はそんなことも知らず、買ったばかりのCDを地下鉄内でCDウォークマンで聴きながら帰宅して楽しんでいたのだから随分呑気な話だ。

六本木駅の地下から地上に出て、青山ブックセンターの中2階で映画関連の本を物色し、六本木WAVEで音楽を探し、地下のシネ・ヴィヴァンで映画を観る。想い出深く今でも大好きな映画『ノスタルジア』『ミツバチのささやき』『エル・スール』『カルメンという女』『数に溺れて』『エンジェリック・カンヴァセーション』『ラスト・オブ・イングランド』。

調べていたら全上映作品をリスト化しているありがたいサイトを見つけたので紹介。『ブルーベルベット』を観たパルコ横地下の映画館の名前が思い出せないけど、ちょっと調べておこう。当時はパンフレットも充実していたので必ず買っていて、今でも残っている。こんど引っ張り出してじっくりと読んでみたいと考えている。
http://www28.tok2.com/home/sammy/cinevivant/history1.html

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