幻のアレハンドロ・ホドロフスキー版『DUNE』の顛末は『ホドロフスキーのDUNE』というドキュメンタリー映画になっていた事を知った

驚きの真実
製作準備までして実現できなかったアレハンドロ・ホドロフスキー版『DUNE』の顛末は『ホドロフスキーのDUNE』というドキュメンタリー映画になっていたのを知った。構想企画は1975年(46歳)、ドキュメントは2013年(84歳)。なんとキャストに、オーソン・ウェルズ、ミックジャガー、ダリを予定とし、H・R・ギーガーも登場。中でも圧巻なのはバンド・デシネ(フランス語圏独自の漫画)の重要人物とされるメビウスが描いた絵コンテ集。もうすでにヴィルヌーブ版に登場する私の大好きなオーニソプターの原形も登場するから驚きだ。絵コンテがアニメ化されているのもホドロフスキーが意図した世界観を知る上でも貴重だ。

プレゼン用として各映画会社に配られたこの絵コンテ集は、その後のSF映画の(ブレード・ランナー、スター・ウォーズ、エイリアン、マトリックス…)の元ネタになったという。今回はamazon primeで観たが、Blu-rayには未使用映像&削除シーン計60分が含まれているからいつかは手にしたい。ヴィルヌーブは未完のホドロフスキーへの敬意もあったのではないかと想像ししてみたい。現在92歳のホドロフスキーは予告編に対して「良くできているが衝撃がない」と語ったというが本編を観てどう感じたろうか。ちょっと気になっていいる。

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