未知の長岡ラーメン
全国にご当地ラーメンがあり全部を訪ねてみたいが、その中でも長岡ラーメンは未知の世界。東岩槻に長岡ラーメンの店があることは数年前から知っていたがこれまで機会がなくそのままだった。柴崎亭〜がんこの熱心なファン=常連の方の強い推薦があり、クルマで片道45分。到着時にはすでに20人以上の列。もう少し早めに自宅を出発するべきだったと思いながら読書。1時間ほどで店内へ案内。これくらいだったらがんこで鍛えてあるので苦ではない。
甘さの後の生姜の深み
んまぁ、何というビジュアル
逆円錐系の丼に、とろとろの味玉をフロントにこれでもかと盛られたチャーシュー、ほうれん草、煮込まれた柔めのメンマ、決めのナルト。ラーメン好きが夢にも見た甲乙つけがたいビジュアル。これだけでニンマリしてしまった。
一口目は他では味わったことのない甘さが口内に広がり、二口三口四口と進むうちに奥から生姜の風味が畳み込んでくる二重三重構造にまずやられた。麺を絡めるとこの似て非なる味わいが口の中にうれしさが広がっていく。そして、直前に様々にカットされたチャーシューの踏み込んでくるウマさがまっしぐらに伝わってくる。信じがたいほど長い余韻を口内に残していく。おごることのない佇まいとフラットで幸せが幸せを呼ぶ素晴らしいハーモーニーの虜になってしまった。
岩槻とフランキー・ルイス
岩槻は前々職の物流倉庫があったり、帰省途中に通過する場所だったり少し身近な場所。今回ナビに住所を入れるときにさいたま市岩槻市…とあり、2005年にさいたま市に編入され岩槻区になったことを知った。埼玉県は海がないかせいかどんよりとしたイメージ、ああこういう場所で堀込兄弟は育ったんだな…とか思い込んでいた。帰り道浦和から高速に入ったが、89.8に仕事中にこの高速でフランキー・ルイスの訃報をFENで知り激しく動揺した事を今でも鮮明に覚えている。数日前にJr.のトリビュートを聴いてその事を思い出したばかりだった。
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