夜の深さ(石垣島編)

息を飲む川平湾の美しさ
沖縄の海は汚れている…と那覇に住む方は私に告げた時に、目の前に見えるエメラルド・グリーンの海は私には眩しく映るだけでした。その方は、海岸もリゾート開発のための人工浜辺で砂を持ちもんでいる、本当の海は本当の北部や離島にしかないのでは、とも。

ふと、プエルト・リコの海は汚れている…という歌を作ったエラディオ・ヒメネスを思い出し、頭の中にそのメロディが浮かんでは消えました(ボビー・バレンティンのアルバムの1曲目のその曲はとても印象的でエラディオ・ヒメネスを知ったきっかけでした)そのエラディオ・ヒメネスのことを思い「夜が深いなぁ…」と、思わずつぶやいてしまった夜を思い出してしまいました。

昨年の夏、与那国島に行く前に石垣島へいました。仕事での僅かな滞在でしたが、時間をやりくりし石垣島を探索していました。石垣島からフェリーで渡った竹富島は、琉球文化をきちんと保存している島になっていて、時間の流れも島の風景もそのままになっていました。予定を決めずに行き当たりばったりに、星の砂の海岸とかを歩き回っていました。

石垣島にはリゾートホテルも数多くあるはずですが、川平湾のB&B KABIRAがお薦めではないでしょうか。たまたま家庭画報の切り抜きをママボリンケンにもらい、気になり訪ねてみました。目の前に広がる川平湾そのものにため息が出そうです。今年の予約状況はどうでしょうか。いつか必ず泊まってみたいホテルです。

沖縄の郷土料理なら「舟蔵の里」です。実際に色々食べてみましたので写真も紹介してみます。3000坪の敷地内に立つ古風なたたずまいで竹富島や西表島など八重山の島々の郷土料理がたっぷりと楽しめます。今回の出張でも様々な沖縄料理を食していますが、舟蔵の里の味は忘れられません。勿論、クース(泡盛の古酒)も様々な種類があります。味わい深くさわやかなクースとやさしい味付けの料理を楽しんでいる内に、夜は更けていくのでした。

ホテルに戻り深夜目が覚め、ホテルの回り〜港を散歩したんですが、これが明かりもなく月と星が空に散りばめられている以外は深い暗闇に包まれていました。夜ってこんなに深いんだなぁと独り言をつぶやきながら歩いていました。

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