そんなんです、こういうサルサが見たかった
会場前のグズグズの仕切りや、始まるようで始まらない雰囲気。今か今かと待ち焦がれていると、ラモン・サンチェスの登場。うぉ〜、ホントに来たんだぁ、とドキドキし始めたらまずはコロの二人の踊り(ボンバ調にもなったりして)。ぐっと温まったステージを沈めるようなラモンのピアノのイントロで始まるバラーダの「Cara De Niño」、声は聞こえるけどねぇねぇ彼はどこにいるのと会場は絶叫。小粋な登場に言葉も失っていると、急に聴き覚えのあるサルサ・バージョンへ。そして、間髪入れず「Amores Como El Nuestro」。もうこれだけで号泣。隣で目を潤ませているプエルトリケーニャと抱き合ってしまいました。
アイドルの成長を目のあたりに
10代でデビューしてからもう25年経っているんですね。憂いに満ちた声は変わらず確実に成長している姿を目のあたりにすると、ただもう何も言えなくなって涙。ダンスを忘れてコロに教えてもらったり、会場からプレゼントされたぬいぐるみをGジャンベストに引っ掛けていたり、タオルを尻ポケットにぶら下げたままステージに戻って来たり(コロが気が付いてお片づけ)、なんでもない仕草もかわいらしくて胸がキュン。それでいて、じっくりと歌い上げる時のマイクの使い方や見つめる堂々とした姿にも、ある種の風格すらも覚えました。うん、そして、ラモン・サンチェスのバンマス振りも目に焼き付いてます(グイグイとドライブするティンバレスも良かった!)。
会場は自分の周り(真正面前から2列目)にはまず日本人がいない状態。ラティーナの歓声に囲まれてましたが、みんなiPhoneなんですね。自分撮りでステージのジェリーを入れる構図。みんなこればっかり。ああ、こういうところにも人気の秘訣があるのかなと。
いや〜ん、それにしてもホントにいいライブだったな。始発の2本ぐらい後の電車で朝帰りしながら、何度も何度もステージを振り返ってました。
■CLUB CITTA’ NOCHE DE SALSA 2014
http://clubcitta.co.jp/detail/516.html
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