

ようやくの再会
三年前は不忍池の目の前の現場で約1年仕事をしていた。ちょうど季節が一巡していた頃に出会ったのが、その不忍池に咲く蓮。初めて見たときは、余りの美しさに通勤時間を早め咲き始める姿や、昼休みには池を一巡してなるべく近くで愛でていた。
入谷の朝顔まつりの駐車場が見つからない。それならいっそのこと、三年前の現場近くにのコインパーキングに向かった。せっかくだから帰りに、不忍池と湯島のつる瀬をのぞいてみようと思いついた。
蓮の季節は終わったかなと危惧していたが、小雨の中、浮き上がるような姿を目にすることができた。淡い光とすくっと立ち上がり、ふわっと開き全てをさらけ出したかと思うと、いかにもこれから開こうとする意思が震えそう。開きかけた花びらが逆光でその輪郭を際立たせている様子。池を半周しながら、その神々しい佇まいに思わず二人で手を合わせてしまった。「これを三年前に見ていたのね」と呟かれ「深い馴染みを重ねることなんだよ」とポツリ。
来年も、入谷朝顔市と蓮を合わせて楽しめますように。











