

肉豆腐には焼き豆腐がぴったり
鰻同様に大好物なのがすき焼き。但し、奥様が好きではないので2年に1回程度。私自身も、味が濃くなってしまい、昔ほどたくさん食べられないのは年齢のせいだろうか。その代わりに、我が家の食卓に登場するのが肉豆腐。自分には無理と思っていた和食作りだったが、「はじめてでもおいしく作れる和食」に紹介されている笠原将弘さんのレシピを参考に作り始めてみると意外とおいしくできるようになり、ちょっと自信がついたみたい。また、土井善晴さんの「ふだんの料理がおいしくなる理由」にも肉豆腐が紹介されていて、両方を比較しながら楽しんでいる。
笠原さん
牛切り落とし肉、焼き豆腐、しらたき、長ねぎ、かいわれ。
みりん、お酒、水、砂糖、昆布で味付け
土井さん
牛切り落とし肉、焼き豆腐、玉ねぎ、青ねぎ(しらたきを多めに追加)
酒、水、砂糖、味をととのえるために塩ひとつまみ
牛肉の1/3をカリッとするまで炒め旨味を鍋全体に行き渡せる
以前は笠原さんのレシピを繰り返していて、醤油はやや少なめ(レシピのままだと味が濃くなる)にするのがコツだった。近頃は、土井さんの方で作ることが多い。土井さんの方はみりんを入れずに酒水醤油だけで煮込み、味を整えるために最後の最後に塩を加えるのがコツ。しらたきが好きなのでレシピにはないが多めに加えるのが私好み。
お二人とも焼き豆腐を使っているのは、水切りの手間がなく、味がしみやすく、煮崩れしないためで、大きいいまま静かに煮込むのが大事と教わった。お皿に盛り付け、香り高い黒七味をふりかけて完成。
冷蔵庫から取り出した、人参や大根のぬか漬け(厚めに切っているので「鰻の幇間」のようにお互い寄りかかってはいない)と甘辛くもすっきりとした味わいの肉豆腐。宮城県栗原市の「萩の鶴 新酒生原酒」をグビッとする幸せ。いいんだなぁ、もぉ。残った肉豆腐は翌日のお弁当に。煮汁がご飯少ししみて、また旨いんだなぁ。
特別なすき焼きではなく日常の肉豆腐。今度は椎茸やエノキも入れて、優しく混ぜた溶き卵と一緒に食べてみようかしら。我が家では、器やボールにお箸が当たる音で「トイトイした卵」と呼んでいる。









